「最後だとわかっていたなら」岩手日報が3月11日に公開した詩から、日常の大切さをあらためて知る

楊大凱 2021/04/23 告発 コメント

2011年3月11日に起こった東日本大震災。日本人にとって誰もが忘れることのできない日です。あれから6年の月日が経ちましたが、それでも東北を中心に被害の爪痕はまだ色濃く残っています。もう6年ととらえるか、やっと6年ととらえるか…人によってさまざまでしょうが、絶対に忘れてはならない日であることだけは変わりありません。

そんな東日本大震災から6年目に当たる2017年3月11日、岩手県の新聞『岩手日報』は、とある『詩』を新聞に掲載しました。新聞だけでなく、動画でも紹介されたこの詩は、ノーマ・コーネット・マレックさんによる『最後だとわかっていたなら』。という作品。事故で亡くなった幼い息子に向けて、ノーマさんが書いたもので、誰もが当然来ると思っている明日という日が実は当たり前ではなく、とても尊いものだとうたっています。その胸に突き刺される詩、「最後だとわかっていたなら」の内容がコチラです。

「最後だとわかっていたなら」ノーマ コーネット マレック/訳・佐川 睦あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう
あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう 
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう 
あなたは言わなくても
分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

続きます。

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで

今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい 
そして わたしたちは 忘れないようにしたい 
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを 
明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから 
微笑みや 抱擁や キスをするための 
ほんのちょっとの時間を
どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと 
だから 今日
あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも
いつまでも 大切な存在だということを
そっと伝えよう 
「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう そうすれば
もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

(サンクチュアリ出版「最後だとわかっていたなら」より)

大切な人に感謝や好意の気持ちを日頃から伝えること、それがどれだけ大切で、またありがたいことなのかがこの詩からは伝わってきます。静かに、けれどしっかりと胸に言葉が刺さります。

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