時計探しの旅。50歳代後半に差し掛かり、人生最後の腕時計を買うために色々な時計を見て歩く。人生最後の腕時計を買うまでの記録、そして所持している腕時計たちとの日常もつぶやきます。Twitterのプロフィールにそう記していた『時計オヤジ(@watchwatcher6)』さん。
そんな旅を終わらせたのは涙ぐむ一本の時計でした。亡父の書斎を整理していた時、机の奥から茶封筒が。中には腕時計と手紙が入っており、父からの言葉、想いに胸が震えます。
親から子に受け繋ぐ宝物
昨晩、亡父の書斎を整理していた時、机の奥から茶封筒が出てきた。中には腕時計と手紙。『お前が生まれた日、病院の帰りに買った時計だ。この針のように遅くとも良い。時には止まっても良い。刻んで行きなさい。父より』60歳近い男が、小さな腕時計を胸に抱えて一人で号泣した。 pic.twitter.com/VXZvootacO
— 時計オヤジ@人生最後の時計探しの旅 (@watchwatcher6) August 26, 2021
時計は1964年のオメガ・シーマスター。「自分でも使いつつ私に受け継いで欲しかったのだと思います。結構、傷だらけですから。」そう語っておられますが、とても大事に扱われていたのが見て分かります。
さらには手紙に書いてあった願い。「自分の歩度でいいから、しっかりと人生を刻んで行き(生き)なさいというメッセージだと感じました。」
「父には感謝しかありません」お金では買えない宝物
憧れる話ですね年代も近いのでしょう、このシーマスターなら。お父様のお仕事等分かりませんが決して安い買い物では無かった筈。当時ならロレックスより格上のオメガ、しかもオリジナルので大切にされていたのが見ればわかります。末長く、大切に
— 立花ゴロー@LIEUTENANT (@lawman_mk3) August 27, 2021
暖かいお言葉、ありがとうございます。多分、当時は相当無理をして買ったのだと思います。私の出産費用だって掛かったでしょうに。おっしゃる通り、ベルト、バックル、プラ風防、ダイヤル、針の全てが当時のオリジナルなんです…大切に使いながら、私も次に伝えていけたらと思っています。
— 時計オヤジ@人生最後の時計探しの旅 (@watchwatcher6) August 27, 2021
こんなにも想いがこもった時計に…
時計オヤジさん泣かせていただきましたお父様の想いのこもった素晴らしい一本とお手紙ですね
— Tom (@Tom89169859) August 26, 2021
きっと時計自体の『金銭的な価値』は数万円のモノでしょう。でもね…この時計を見た瞬間、繋いだ親父の手にいつもあった時計だったこと、そして親父の手の大きさと温もりが一気に甦りました。 ヒエラルキー頂点の更にその上には、懸命に生きて刻んだ時間、思い、願い、祈りがあると感じました。
— 時計オヤジ@人生最後の時計探しの旅 (@watchwatcher6) August 27, 2021
時計は「時と魂」を繋いで行く
父を亡くして遺品の処分しているとき、父が身につけていた安っぽい時計を見て『もっと高価な時計付ければいいのに』と言った僕に母が『それあんたが初めて初任給でプレゼントしたやつだよ』と言われ、30年時を刻んでるのに、ピカピカで大切にしている時計の事を思い出しました。
— ト (@3104_3104711) August 27, 2021
人生最後の時計探しの旅は、この時計に辿り着くための時間だったのかもしれません。
人生最後の時計が決まりましたね。良いものですしオーバーホールでまだまだ使えますね!
— GEWISS-ballan DeRosa (@yoshiharAtsushi) August 27, 2021
ありがとうございます!本当にこれが私の探していた『人生最後の時計』です。
— 時計オヤジ@人生最後の時計探しの旅 (@watchwatcher6) August 27, 2021
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