アクセルとブレーキの踏み間違え事故の原因…AT車の左足ブレーキは是か非か?
基本的にアクセル・ブレーキ共に右足で操作するように指導されます。しかし近年、アクセルは右足、ブレーキは左足で運転する方が増えているそうです。
なぜ教習所で習わない左足ブレーキが行われているのでしょうか?そこで今回はAT車の左足ブレーキは是か非か?を紹介します。
1.法律上の問題は?
左足ブレーキが危険であると考える方にはこれが法律上合法であるかどうかが気になるところだと思います。
実は道路交通法にはこの左足ブレーキについて規定がありません。
ですので左足ブレーキは交通違反に問われることはなく法律上は全く問題ないのです。
2.実は左足ブレーキが正解!?
AT車とMT車のブレーキペダルの大きさが違うことをご存知でしょうか?
見比べると一目瞭然、AT車のブレーキペダルはかなり大きなものになっています。
これは国産車、外車どれもほぼ同じ傾向のようです。なぜAT車はブレーキペダルが大きいのでしょうか?
これはAT車の歴史に関係しているようです。
自動車の文化、技術の発達はアメリカ車が牽引したといっても過言ではありません。
特にAT車の普及はアメ車が発祥となっています。
長距離を移動する頻度が高いため、イージードライブが元々のコンセプトになっています。
そのため、左足で扱いやすいようにブレーキペダルを大型化させたとも言われています。
このようなAT車の歴史の背景を辿ると実は左足ブレーキが正解と言えるのかもしれません。
3.踏み間違え事故の原因とは?
最近、よくアクセルとブレーキの踏み間違いでコンビニや人に突っ込むというニュースを見ることがあります。
この踏み間違え事故の原因はクリープ現象が関係しているという説もあるようです。
クリープ現象とはAT車はアイドリング状態でシフトがP、N以外に入っていればアクセルを踏まなくても車がゆっくりと動き出す現象のこと。