主人を救った盲導犬
ニューヨーク州・ブルースターに暮らすオードリー・ストーンさん。
彼女は盲目であるため、一人で外を出ることはおろか生活をすることもままなりません。
そのため、彼女の傍らにはいつでも盲導犬の「フィーゴ」が寄り添い、献身的にお世話をしてました。
ある日、オードリーサンが横断歩道を渡っている時に思わぬアクシデントが発生します。
そして間一髪のところで彼女を救ったのは、いつでも彼女のそばにいるフィーゴだったのです。
ある日オードリーさんが横断歩道を渡っている時のことです。
横断中、スクールバスが近づいてくることに気が付いたフィーゴ。
危険を感じオードリーさんをいち早く通りの向こうに連れて行こうとしますが、スクールバスは2人の存在気に気が付くことなくそのまま突っ込んできてしまったのです。
その瞬間フィーゴは咄嗟に飼い主さんを押し出し、自分の身体をバスの前に投げ出しました。
この事故によりフィーゴは前足を骨折、オードリーさんは足首を骨折し肘や肋骨に怪我を負って入院しましたが、幸いにも命に別状はありませんでした。
この勇気ある行動は世界中で讃えられています。
もしフィーゴが行動を起こしていなかったら、事態は更に最悪なものになっていたことでしょう。
事故発生直後、目が見えないオードリーさんは 「フィーゴはどこ?フィーゴは大丈夫?」と心配する中、救急隊員は 「フィーゴは大丈夫」となだめました。
フィーゴのその後
オードリーさんを担架に乗せ救急車で運ぼうとしたところ、フィーゴも一緒についていこうとしていたそうです。
この状況を目撃していた人はフィーゴの様子について、 「ひどいけがをして3本足でしか立てなかったのに、それでもまだ飼い主に寄り添おうとしていた」と語っています。
自分の危険を顧みず、飼い主さんを助けようととった勇気ある行動はとても素晴らしいものです。なかなか真似できることでもありません。
オードリーさんはその後のインタビューで 「あの子に感謝している。あの子がいてくれて、そして一緒に助かってくれて良かった」と安堵した様子で答えています。
フィーゴのこの行動はアメリカの多くの番組で放送され、多くの人がこのヒーロー犬に称賛の声を送っています。
主人を守るために大きな働きをしてくれたフィーゴに大きな拍手を!